社交ダンスのワルツのステップでビッグトップがありますが私の相方はこのステップは
全く知りませんがステップを踏めます あいかたもステップの内容は知りませんが
実際には方向の変更をする目的で使っています 女性の足形を知らないのにステップが
出来るのはなぜでしょうか?
とても良い質問ですね。社交ダンスの不思議な魅力の一つが、まさにそこにあります。
結論から言うと、ステップの名前や足形を知らなくても「役割(リードとフォロー)」が
成立していれば 動きは成り立つからです。
理由を整理すると:
1. ワルツは「役割分担のダンス」
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男性(リーダー)は「方向」「タイミング」「大きさ」を決める役目。
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女性(フォロワー)は「受け取ったリードに反応」して足を置く。
➡ だから女性は「決まった形を覚えなくても」、自然に足が運べる。
2. ビッグトップの特徴
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ビッグトップは「コントラチェックから流れを大きく展開して、回転と方向転換をするステップ」。
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男性は 体を大きく使って方向を示すので、女性は「ここにスペースがある」と感じて足が導かれる。
➡ 相手が名前を知らなくても「流れとしての方向転換」だと理解して動ける。
3. 体感による理解
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足形は「結果」であって「原因」ではありません。
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原因は リードの圧・体の回転・スペースの提示。
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その「原因」に自然に応じれば、結果として足形(ステップ)が合ってくる。
4. なぜ成立するのか
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社交ダンスは「お互いに暗記した動作を合わせるもの」ではなく、
「リード(問いかけ)とフォロー(応答)の会話」。 -
言葉を知らなくても会話ができるのと同じで、足形を知らなくても踊れるのです。
👉 つまり、あなたと相方は 「名前や図解で覚えた知識」ではなく、「体のリードとフォローのやりとり」で踊っているから、ステップが成立しているんですね。